娘が生後5か月で離乳食を始めたころは、バウンサーに座らせて食べさせていました。ただ、なんとなく飲み込みにくそうに見えることがありました。まだ腰すわり前だし、ハイチェアはもう少し先かなと思っていた時期です。
そんなとき、出先のベビースペースに置いてあったトリップトラップに座らせてみました。すると、思った以上にしっかり座れています。
「これならもうハイチェアを使えそう」
そこから本格的に探し始めました。候補にしたのは、トリップトラップ、サイベックスのレモ、すくすくチェア、ビヨンドジュニア、ノウス。最終的に残ったのは、トリップトラップとレモです。

購入したのは2025年8月。生後6か月半から使い始め、1歳8か月の今までほぼ毎日使っています。
お店で実際に座ってもらい、一番きれいに座れているように見えたのはトリップトラップでした。それでも選んだのはレモです。1年以上使った今も、選び直すならレモを買います。
- トリップトラップとレモで迷っている人
- 工具なしの高さ調整がどれくらい便利か気になっている人
- 生後6か月ごろからレモチェアを使おうか考えている人
わが家で使っているレモチェア
使っているのは、サイベックスの「レモ 3in1」のブラックです。チェア本体に、ハーネス付きのベビーセットとスナックトレイが付いた3点セットで、腰がすわる生後6か月ごろから使えます。ベビーセットを外せば、大人まで使える椅子になります。
座面と脚置きの高さは、どちらもレバーで変えられます。調整に工具はいりません。わが家では、座面に敷くクッション「コンフォートインレイ」(別売)も一緒に買いました。
レモチェアを選んだ理由
脚置きの広さで候補を絞った
ハイチェアを探すとき、最初から見ていたのが座ったときの姿勢と脚置きの広さでした。
足裏がつくこと、腰や膝が直角に近い姿勢をとれること、脚置きはある程度広い方がいいこと。このあたりは事前に調べていました。
高さが合っていても、足を置ける面が狭ければ姿勢を保ちにくいので、脚置きが狭いものは早い段階で候補から外しています。ただ、この時点ではまだ「広い方がいいらしい」という知識の方が先でした。
最後まで迷ったのはトリップトラップ
店頭でも、実際に娘を座らせながら姿勢を見ています。一番印象がよかったのはトリップトラップでした。
お店では脚置きの高さを調整できなかったので、足は脚置きについていません。それでも前かがみにならず、背中もまっすぐでした。最初に座らせたハイチェアだったこともあって、「ハイチェアにするとこんなに座れるんだ」と感じたのを覚えています。
レモも含めて3回くらい店頭で試しました。最初の感動はトリップトラップの方が大きかったものの、レモでも腰や膝を直角に近い形にでき、背中もまっすぐ座れそうでした。最終的には、この2台でかなり迷いました。
決め手は工具なしの高さ調整
最後にレモを選んだ理由は、工具なしで脚置きを動かせることでした。トリップトラップと迷っていたときは、「高さを変えるのは成長したときくらいだから、六角レンチでもそんなに困らない」というレビューもかなり読みました。
たしかにそうかもしれない。高さなんて毎日変えるものでもないし、工具なしだけでレモを選ぶほどの差なのかな、と何度も考えました。それでも最後まで「でも毎回工具を出すのはなあ」が引っかかっていました。
デザインもレモの方が好みだったので、最終的にレモに決めました。
1年以上使って分かったこと
工具なしは想像以上に便利だった
実際に定着した脚置きの高さは、約1年で2段階しか変わっていません。回数だけ見れば、「やっぱり高さなんてそんなに変えない」というレビューはそのとおりです。
ただ、その2段階に決まるまでに「そろそろ下げられるかな?」は何度も試しました。
一段下げて座らせてみる。まだ足が届きにくそうなら戻す。少し経ったら、また試す。
高さを変えた回数は少なくても、調整した回数は思っていたよりずっと多かったです。ここで毎回六角レンチが必要だったら、たぶん私はここまで気軽には試していません。
「今かな?」と思ったときに、その場ですぐ動かせる。工具なしを決め手にしてよかったと、今は思っています。
脚置きは広い方がいいを実感した
脚置きの広さは買う前から気にしていましたが、使い始めてから「広い方がいいってこういうことか」と分かりました。娘はけっこう足を前に出したがるタイプです。
生後6か月半、身長65cmくらいのころは、脚置きを一番上にしていました。腰と膝を直角にすれば足はつきます。ただ、その姿勢をずっとキープしてくれるわけではありません。
少し前へずれると、かかとは浮きます。それでも、つま先までは脚置きに残っていることが多かったです。足を少し前後に動かしても、置ける場所が残っていました。
脚置きの広さを最初から条件に入れておいてよかったです。
生後6か月半ではまだぴったりではなかった
店頭では、事前に調べていた「腰と膝が直角に近い姿勢」を作れるかを見て、レモでも使えそうだと判断しました。ただ、家で毎日使い始めると、その姿勢を自分でずっとキープできるわけではありませんでした。
足元だけでなく、コンフォートインレイを付けても、最初は背中側に少し隙間がありました。最初の1か月くらいは背中にタオルを入れて使っています。
そのうち背中側は気にならなくなり、足元も2か月ほどすると安定してきました。体が少し大きくなったこともあるし、本人が椅子に慣れたこともあると思います。
店頭で「この姿勢ならいけそう」と思ったこと自体は間違っていませんでした。ただ、正しい姿勢を作れることと、その姿勢をずっとキープできることは別でした。
デザインは今も気に入っている
デザインは買う前から気に入っていたところです。1年以上使った今も、そこは変わりません。ブラックのフレームに青系のインレイを合わせた見た目も好きです。
ただ、ブラックは白っぽい細かな跡が見えやすいです。

汚れなのか、擦れなのか、塗装の変化なのかは正直よく分かりません。近くで見るとそれなりに目につくので、こういう使用感が気になるなら、ブラック以外も見てから決める方がよさそうです。
わが家はテーブルも大人の椅子もブラックなので、レモもそれに合わせています。跡は少し気になりますが、黒にしたことは後悔していません。
使っていて気になるところ
一番気になるのはベルト
1年以上使っていて、一番変えてほしいと思うのがベルトです。子どもを座らせる前に股ベルトを前へ出しておかないと、油断するとお尻の下に入ります。座らせてから気づいて、もう一度お尻を浮かせることもありました。
肩ベルトに腕を通すのも、使い始めたころは毎回手間取りました。今は慣れています。
トレイには細かな傷がついた
トレイは、そのまま使っているうちにスプーンやフォークで細かな擦り傷がつきました。

普段はそこまで気になりませんが、光が当たると細かな傷がけっこう見えます。今はシリコンマットを敷いて使っています。

トレイのかなり広い範囲を覆えるので、傷防止だけでなく食べこぼしもほとんどここで受けられます。
普段の掃除はそこまで大変ではない
レモはトレイの隙間や溝に食べかすが入りやすい、という口コミも見かけます。わが家では、そこまで困っていません。
娘が比較的きれいに食べるタイプなのと、今はシリコンマットを敷いているので、トレイ自体を外すのは月1回くらいです。普段は水拭きで済ませています。
面倒なのは、汁物をインレイまでこぼしたときです。そこまでいくとインレイを外して掃除することになるので、一気に手間が増えます。
吸盤はセリアで試してみた
わが家では吸盤付き食器を普段使っていません。ただ、別の記事で紹介しているセリアの「食器固定用吸盤」は、実際にレモのトレイでも試しました。上方向に引っ張る力にはかなり耐えそうでしたが、横へ動かすと外れやすかったです。

インレイは今も使っている
コンフォートインレイはレモ本体と一緒に買い、1歳8か月の今も使っています。青系を選んだので、ブラックのチェアに色が入るのが気に入っています。
ただ、かなり薄手なので、座り心地がどれくらい変わっているのかは正直よく分かりません。硬い座面に直接座るよりはいいのかな、くらいで、「絶対にあった方がいい」とまでは言えません。
ショップによってはレビュー特典でもらえるところもありましたが、私は最初から使いたかったので同時に購入しました。
後脚はたまに引っかかる
レモは後脚が後ろへ張り出しています。これは口コミどおりで、私も何度か足を引っかけました。
一方、椅子を動かすことには困っていません。わが家では食事の前後で毎日のように動かしますが、後ろへ傾ければキャスターで動くので、重くて嫌になったことはありません。
今選び直してもレモを買う?
買います。店頭で一番きれいに座れていたトリップトラップではなく、工具なしを取ってレモにした判断は、1年以上使った今も変わっていません。
ベルトの付けにくさ、ブラックの白っぽい跡、トレイの細かな傷は気になります。それでも、折りたためなくて困ったことは一度もありませんでした。工具なしの調整に慣れた今は、工具が必要なハイチェアを選ぶ気にはなれません。
使わないときに折りたためるものがいい人や、価格を抑えたい人なら、ほかのハイチェアも候補になります。



